今回は家庭でもかなり頻繁に作るであろうハンバーグを細かく解説していきたいと思います。代用品や有名な隠れ調味料などもご紹介いたします。あとは自分で好みに調整して自分の大好きなハンバーグを作れるようになりましょう!
必要な材料
ひき肉(牛、豚、好みの部位)
玉葱
パン粉
牛乳
塩
最低限この材料があれば一応作る事は出来ます。あとは何を足してどんなハンバーグを目指すかによります。
「お肉の選び方」
お肉の選び方は沢山あります、お肉がメインの料理なので仕方ないですね、お肉それぞれの基準の解説していきます。
- ジューシーな味わい:牛肉は脂肪が豊富で、それによりハンバーグがよりジューシーな味わいになります。焼いたときに脂肪が溶け出し、肉の旨みが引き立ちます。
- リッチな風味:牛肉は独特のコクと深い風味を持っています。牛肉の味わいがハンバーグに加わることで、よりリッチで満足感のある味わいに仕上がります。
- 肉の食感:牛肉は豚肉と比べてよりしっかりとした食感を持っています。焼いた後も肉の食感がしっかり残り、歯ごたえが楽しめます。
- 上品な仕上がり:牛肉の風味は上品で高級感があります。特別な場面やおもてなしの食事にもぴったりなハンバーグになります。
- 健康に配慮:牛肉は栄養価が高く、たんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富です。健康に気を使いながらハンバーグを楽しむことができます。
- 風味が豊かになる:豚肉は牛肉とは異なる風味を持っています。牛肉よりも甘みがあり、ジューシーで柔らかな味わいが特徴です。豚肉の風味が加わることで、より深い味わいが楽しめます。
- しっとりとした食感:豚肉は脂肪が多く、水分を含むため、ハンバーグがよりしっとりとした食感になります。これにより、ハンバーグが乾燥しにくく、ジューシーさがアップします。
- 柔らかさが増す:豚肉は牛肉よりも柔らかい傾向があります。そのため、豚肉を使うことでハンバーグがより噛みしめやすく、口当たりが良くなります。
- コストが抑えられる:牛肉よりも豚肉の方が一般的に安価で手に入ります。豚肉を使うことで、ハンバーグをお手頃な価格で楽しむことができます。
- 軽やかな味わい:鶏肉は牛肉や豚肉よりも脂肪が少なく、軽やかな味わいになります。さっぱりとした食感が特徴で、ヘルシーなハンバーグになります。
- ヘルシーな選択:鶏肉は低脂肪で高タンパクな食材です。カロリーや脂質を気にする方にとって、より健康的な選択となります。
- 優しい風味:鶏肉は穏やかな風味を持ち、他の具材や調味料との相性が良いです。アレンジの幅が広がります。
- しっとりとした食感:鶏肉は水分を含むため、ハンバーグがしっとりとした食感に仕上がります。
- 繊細な仕上がり:牛肉や豚肉よりも繊細でやわらかい口当たりが特徴です。特に子供やお年寄りにも好まれることがあります。
火の入れ方によって肉の選び方が変わります。しっかりと火を通して作るのか、少しレアで作るのか、これはほぼ一択と言ってもいいですがレアで作りたいなら牛肉のみがいいかと思います。豚や鶏は基本生での食事は避けたほうが良いのでやめておきましょう。
部位にはよりますが、一般家庭で使うひき肉の場合赤身のお肉感を出したいなら牛肉が多め、少し甘味を出したいなら豚、さっぱりしたいなら鶏肉、お肉の選び方でこの後の調味料や食材も変わるかと思いますので意識してみましょう。
「玉葱の使い方」
ハンバーグに玉葱を使うと、風味や食感が向上し、よりおいしさが引き立ちます。以下は、玉葱のハンバーグへの使い方の例です。
- みじん切りにする:玉葱をみじん切りにしてハンバーグの具材に加えると、食感がより豊かになります。また、玉葱の自然な甘みがハンバーグに溶け込み、うまみを増します。
- 玉葱のペーストを作る:玉葱をフードプロセッサーでペースト状にして、ハンバーグの混ぜ合わせに加えることで、均一な味を楽しむことができます。肉に混ぜ込むことで、肉との一体感が増し、ジューシーな食感になります。
玉葱をハンバーグに使う場合、炒めることもできますが、一般的には生の状態で混ぜ込んで調理することが一般的です。
生の玉葱をハンバーグの具材として使うと、自然な甘みや風味がハンバーグに溶け込み、ジューシーな仕上がりになります。また、玉葱が炒められると、食感が変わるため、生のまま使うことで食感が豊かになります。
ただし、玉葱の辛みが苦手な方や、玉葱の食感が気になる方は、炒めることで辛味を和らげたり、柔らかくしたりすることもできます。炒めた後、冷ましてからハンバーグの具材に加えると、食感や風味が異なるハンバーグを楽しむことができます。
個人的にオススメはペーストするのが好きです。ハンバーグがジューシーで食感もよくなりレストランのハンバーグのようになります。
「その他の食材の役割」
- 保湿効果:パン粉は水分を吸収して膨らむため、ハンバーグの中に含まれる水分をしっかりと保ちます。これにより、焼いた後もハンバーグが乾燥しにくく、ジューシーさをキープします。
- 肉の食感調整:パン粉は粒状のものを使うことで、ハンバーグの食感を柔らかくしたり、肉の固さを調整することができます。特に硬めになりがちな豚肉や鶏肉のハンバーグに、ふんわりとした食感を与えるのに役立ちます。
- バインディング効果:パン粉はハンバーグの具材をしっかりと結びつける役割を果たします。これにより、ハンバーグが形を保ちやすくなり、崩れにくくなります。
- コスト削減:パン粉は一般的に安価な材料であり、ハンバーグの材料費を抑えるのに役立ちます。
ただし、パン粉を使う場合、過剰に加えるとハンバーグがパサついたり、粉っぽい食感になることがあります。適量を加えることで、ハンバーグの美味しさを引き立たせることができます。お好みの食感に合わせて、パン粉の量を調整してみてください。
- バインディング効果:卵はハンバーグの具材をしっかりと結びつける役割を果たします。ハンバーグの形を保ちやすくし、焼いた後も崩れにくくします。
- しっとりした食感:卵の水分がハンバーグに加わり、肉の中に均等に行き渡ります。これにより、ハンバーグがよりしっとりとした食感に仕上がります。
- 風味の向上:卵は自然な風味を持っており、ハンバーグに溶け込むことで、より深い味わいを引き出します。
- 色とりどりの仕上がり:卵を加えると、ハンバーグの表面が美しく焼きあがります。独特の色合いがつくことで、食卓に彩りを添えます。
ただし、過剰に卵を加えると、ハンバーグが柔らかすぎて形が崩れやすくなる可能性があるため、適量を守ることが大切です。通常はハンバーグ500gに対して1個の卵を使用することが一般的です。
「アレンジ食材と調味料」
ハンバーグをアレンジするのに食材と調味料をご紹介いたします、それぞれのメリットを知って使い分けるようにしましょう。
- ゼラチン:冷めるとトロミがつくのでハンバーグが冷めてもジューシーなのと焼いて肉汁をたくさんハンバーグの中にとどめていてくれます。肉汁爆弾ハンバーグを作るのには最適です。250gの肉に対して粉ゼラチンを5gが目明日。
- マヨネーズ:油分、旨味、の王様です。味はまろやかでふっくらとしたハンバーグに出来ます。びっくりドンキーのハンバーグを目指すならオススメ!
- 出汁:水分足すだけでなく好みの出汁を入れることで肉汁と旨味もプラスされます。
- 氷:肉の味を邪魔したくない場合はシンプルに氷がベスト、氷なのは肉の油を混ぜた時になるべく出さない為。
- 片栗粉:つなぎの役割になるので卵、パン粉の代わりになります。入れすぎはぱさぱさになるので注意しましょう。200gの肉に大さじ1くらいから調整しましょう。食感はモチっとしてお肉のまとまりが味わえます。
- 牛乳:肉の臭みと肉汁を増やします。ナツメグがない時に使うといいですが、特別感としてはあまりないです。
- ナツメグ:ハンバーグの味、香りはほとんどナツメグの香りからきてます。入れすぎはだめですが、肉の臭みけしにもなるので出来たら必ず入れたい調味料です。
「焼き方」
焼き方で仕上がりが全然変わります。今回紹介は明らかに違う方法を紹介します。
- 電子レンジ:これは電子レンジの特徴を上手く利用した調理方法です。まずフライパンで両面にしっかりと焼き色をつけます、そのあと500Wで2分、サイズにもよるので調整してください。電子レンジの特徴は中から熱が加わります、なので肉汁が外に出る前に火を入れることが出来ます。ハンバーグに水分があればパンパンになりますので食べるときに爆発注意です。
- 真空調理:こちらは出た肉汁をもう一度吸わせるイメージ。焼いてから真空して茹でるか、真空して茹でてから最後に焼いて焼き色をつけます。ジップロックでも真空できます。そのまま冷凍しておけば茹でるだけで出来ちゃいます。
- 超低温調理:真空調理を応用して低温で火入れします。最後に焼き色をつけて完成です。茹でる温度は60度から75度。
【 まとめ 】
一般家庭で考えるならお肉は挽肉を使用しますので牛、豚、鶏、の配合で調整がいいかと思います。次に硬さの調整はパン粉、カタクリ粉、マヨネーズ、で調整。肉汁は水分量とゼラチンなどの調整、香りはナツメグ、味付けは出汁など旨味の或るものが良いでしょう。あとは目指したいハンバーグに適した焼き方で仕上げて完成です。自由度が高い料理なのでやり方は様々あります。皆さんも自分のハンバーグを作れるようにしましょう。